保育園の給食は、特定多数人を対象に継続的に食事を供給することであり、そこで提供される食事の対象ニーズに応じ、一定の制約の中で栄養管理がなされ、おいしく喜ばれるものでなければならず、また、衛生的で安全なことが条件です。
子どもは感染性疾患や食中毒に対する抵抗力が弱く、児童福祉施設における衛生管理は極めて重要であると考えます。
当社では、食事においても、保護者と定期的な面談を実施し、児童の成育状況、アレルギー症状などに応じた、きめ細かな対応をしています。
当該施設では栄養士が乳幼児に必要な栄養素を基本に、旬の食材を取り入れ、季節感あふれる食事を提供します。
また、食材の選択は「安全」「地産地消」「旬」の、3つのキーワードをもとに、有機米や昔ながらの手法で作られた味噌・醤油などの調味料を使用していきます。
アレルギー対応マニュアルに基づき、卵・牛乳の一般的な除去食には、対応します。ただし、症状によっては対応が困難な場合もあるため、事前にアレルギーの症状・除去法などをよく確認したうえで、対応可能かどうかの判断を慎重に行います。その他の食材に関しても、保護者と相談の上、可能な限り対応します。
まず保護者に対し調査アンケートを実施し、事前に症状・除去方法などを栄養士と担当保育士が十分に確認を行います。
1歳児の高月齢や2歳児を中心に、月一に食育を兼ねてクッキングをし、食べ物の素材や季節の果物、野菜などを実際に手に触れ、見たり、匂いを嗅いだりし、食べ物への興味を高め、命を大切にする考えを身につけるようにし、また、“おうちのごはん”のような手作り給食を通して、子どもたちが食べることの楽しさ、感謝の心、食事のマナーを身に付けられるよう心がけます。
最近、子どもの中には、調理済みの食べ物しか見たことがなく、野菜の名前が分からないという子ども達が増えてきています。
食への「興味」・「感謝」・「マナー(しつけ)」の3つをキーワードとして、食育を早期から取り組んでいきます。