●保育の大きな目的には、子どもが健やかに発育・発達していくことです。また、子どもたち一人ひとりの健康状態が、他の子どもの健康状態に影響する場合もあります。そのため、個々の健康状態だけでなく、園全体の子どもの健康状態の把握を日頃より行います。徹底化を図るため、衛生管理マニュアルを整備し、担任保育士を中心に、フリー保育士が「家庭からの報告による把握」「毎日の観察」「健康診断・検査等による把握」により毎日の健康観察を行い、保育に活かします。
●SIDS予防対策については、生後1~4ヶ月頃が最も多く、ほとんどが1歳までに発生しており、原因が解明されていませんが、寒い時、うつぶせ寝、人工乳による哺育、保護者の喫煙等の要因が確認されています。当園では、衛生管理マニュアルに基づき、対策、無呼吸時の対応を行っていきますが、年齢毎の担当保育士配置と5分ごとに確認を行い、予防に努めます。
●乳幼児が毎日過ごす環境であることからこれまでも衛生管理や感染症対策には力を入れてきました。衛生管理には、保育室・乳児室、トイレ、調理室の3箇所を重要視し、入室から退出までの流れの中で注意するべき点を衛生管理マニュアルにまとめております。特に、5Sの取り組みがポイントとなるため、担当制で役割分担を行い、施設の清潔さを保っていきます。
●感染症予防については、①感染源の排除(嘔吐物・排泄物、血液・体液・分泌物、使用した器具・器材)、②感染経路の遮断(接触感染、飛沫感染、空気感染、針刺し)、③人の抵抗力の向上(健康管理)の3要素が重要であると考えています。上記、衛生管理は基より「日常的な手洗い、うがい、アルコール消毒等の徹底」「保育室の衛生管理の徹底」「感染予防グッズ(吐しゃ物や便の処理グッズなど)の常備」を行い、感染症の予防に努めてまいります。